プレス用語,油圧,クランク,液圧,安全,種類,加工,金型,定義,装置等-JIS規格

 

プレス機械の仕様



オープンハイトとは、プレス機械の仕様に関する用語で、ストロークアップ、アジャストアップの位置において、スライド下面からベッド上面までの距離のことです。

ギャップとは、プレス機械のうち、C形フレームタイプのプレス機械において、スライドの中心位置からフレーム内面までの寸法のことをいいます。

サイドオープニングとは、プレス機械において、アプライト(サイドフレームやコラムともいい、一般にスライドのしゅう動部を保持する部分)の側面にある穴の前後と高さの寸法のことです。

ストローク数とは、金属製品・部品のプレス加工(塑性加工)を行うプレス機械において、スライドの毎分のストローク回数のことです。

ストローク長さとは、金属製品・部品のプレス加工(塑性加工)を行うプレス機械において、一行程(スライドの動作で、一回の起動で一度だけスライドが往復した後に停止する動作のこと)でスライドが動く距離のことです。

スライド寸法とは、スライド(金型を取り付けて往復運動する部分)における金型取付け面の前後左右の寸法のことです。

スライド調節量とは、プレス機械において、スライド位置の調節可能な寸法、又は、ダイハイトの調節可能な寸法のことです。

ダイクッションストローク長さとは、ダイクッション(圧力保持装置のことで、金型と連携して絞り加工のしわ押え用の反力や成形品の突上げ力などを発生させるもの)が移動できる最大の長さのことです。

ダイクッションノックアウト能力とは、ダイクッションノックアウトの最大発生力のことです。

ダイクッションパッド寸法とは、ダイクッションパッドの前後左右の寸法のことをいいます。

ダイクッション能力とは、ダイクッション(圧力保持装置のことで、金型と連携して絞り加工のしわ押え用の反力や成形品の突上げ力などを発生させるもの)の最大発生力のことです。

ダイハイト/シャットハイトとは、プレス機械の仕様に関する用語で、ストロークダウン、スライドのアジャストアップの位置において、スライド下面からボルスタ上面までの距離のことです。

デーライトとは、液圧プレスにおいて、ストロークアップの位置でスライド下面からボルスタ上面までの距離のことですが、ボルスタのないプレス機械ではベッド上面までの距離のことになります。

バックオープニングとは、プレス機械のうち、C形フレームタイプのプレス機械において、背面(後方)にある開口部分のことを言います。

バランサ能力とは、プレス機械においてスライドに最大吊り下げることが出来る金型や冶具などのパーツの総重量のことをいいます。

ベッドオープニングとは、プレス機械の主要部分であるベッド上面の中央部分にあけてある穴の前後左右の寸法のことです。ベッドオープニングはダイクッション用やプレス加工品の落下用などに使われます。

ベッド上面とスライド下面の距離とは、プレス機械の仕様に関する用語で、ストロークダウン、スライドのアジャストアップの位置において、スライド下面からベッド上面までの距離のことです。

ベッド寸法とは、ベッド(プレス加圧を受ける基盤となるもので一般にボルスタや金型を載せるプレート)上面の前後左右の寸法のことです。

ボルスタ厚さとは、プレス機械の主要部品であるボルスタ(ベッドに載せて金型を取り付ける定盤)の肉厚のことです。

ボルスタ寸法とは、プレス機械におけるボルスタ(ベッドに載せて金型を取り付ける定盤のこと)の前後左右の寸法のことです。

ボルスタ高さとは、プレス機械において、プレス機械を設置している床面からボルスタ上面(ベッドに載せ金型を取り付けるプレートの上面)までの寸法のことです。

ボルスタ(ベッドプレート)オープニングとは、ボルスタ(ベッドに載せて金型を取り付ける定盤)にあけられている穴のことです。

メインモータとは、各種プレス機械において、主スライド(金型を取り付けて往復運動する部分)を動かすための電動機のことです。直接的には機械プレスのフライホイールやポンプを駆動します。

作業時ストローク数とは、金属製品・部品のプレス加工を行うプレス機械におけるスライドの毎分ストローク回数で、上死点での停止時間も含めてのストローク回数のことです。

使用空気圧とは、プレス機械に供給される圧縮空気(空気圧プレスやその他のプレスの周辺装置などで使用される圧縮空気)の必要な圧力のことです。

偏心荷重とは、金属製品・部品のプレス加工(塑性加工)を行うプレス機械におけるスライドの前後左右に許容できる偏心荷重のことです。

停止角度とは、プレス機械の動作において、スライドの停止信号を発信した時点から、スライドが停止するまでに動いたクランクなどの回転角度のことです。

加圧能力とは、金属製品・部品のプレス加工(塑性加工)時に、プレス機械がプレスできる最大のプレス圧力(加圧力)のことです。

加圧速度とは、金属製品・部品のプレス加工(塑性加工)を行うプレス機械において、加工素材を加圧成形する際にスライドの動く速度のことです。

可変ストローク数とは、プレス加工(塑性加工)を行うプレス機械において、連続使用時の1分間あたりのストローク数の上限値と下限値の範囲のことです。

可変ストローク長さとは、プレス加工(塑性加工)を行うプレス機械の可変ストローク(運動距離が調整可能)において、ストローク長さの上限値と下限値の範囲のことです。

安全距離とは、プレス機械において、両手押しボタンや光線式安全装置(光が遮断されるとそれを検出して作動する安全装置)などから危険限界までの距離のことです。

床上総高さとは、プレス機械において、プレス機械が設置されている床面から、プレス機械本体の最も高い部分までの高さ寸法のことです。

床下総高さとは、プレス機械において、プレス機械が設置されている床面から、プレス機械本体の最も低い部分までの高さ寸法のことです。

引き戻し能力とは、金属製品・部品のプレス加工(塑性加工)を行うプレス機械において、スライドを引き戻すときの力の大きさのことです。

急停止時間とは、プレス機械の動作において、スライドの急停止機構(自己の検出信号によって自動的にスライドを停止させること)が作動開始してからスライドが停止するまでかかる時間のことです。

慣性下降値とは、プレス機械(主に液圧プレスなど)の動作において、スライドの急停止信号を発信した時点から、スライドが停止するまでの下降量のことです。

所要床寸法とは、各種プレス機械において、プレス機械の設備を設置するのに必要な前後左右の寸法のことです。

最大上昇速度とは、金属製品・部品のプレス加工(塑性加工)を行うプレス機械において、スライドが上に引き戻される際の最大速度のことです。

最大下降速度とは、金属製品・部品のプレス加工(塑性加工)を行うプレス機械において、スライドが下降する際の最大速度のことです。

最大停止時間とは、プレス機械の動作において、スライドの停止信号を発信した時点から、スライドが停止するまでに要した最大の時間のことです。

最高使用液圧とは、主に液圧プレスなどのプレス機械において、プレス機械を動かすために使用する最大の液圧力のことです。

総重量とは、各種プレス機械において、プレス機械を設置した際に、基礎にかかるプレス機械の重量の合計のことです。

総高さとは、各種プレス機械において、プレス機械全体の高さの合計寸法のことです。

プレス機械の仕様に関する用語について、プレス機械の能力を明示する必要がある場合には、用語の前に加圧能力(kN)を加えるよう、JIS規格本文の備考に指示されています。

能力発生位置とは、金属製品・部品のプレス加工(塑性加工)を行うプレス機械において、そのプレス機械が最大加圧力を出せる下死点からの高さ(位置)のことです。

送り線高さとは、自動送り装置付きのプレス機械において、ボルスタ上面(ベッドに載せ金型を取り付けるプレートの上面)から、プレス加工するために送られる素材材料又は製品までの高さのことです。